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書籍の詳細


シリーズ名: あじあブックス
書名: §ヤマト少数民族文化論
(やまとしょうすうみんぞくぶんかろん)
ISBN(10/13桁): 4-469-23152-5 / 978-4-469-23152-6
著者名: 工藤隆 著(くどうたかし)
定価: 1,890 円 (四六判・276頁)
シリーズ
解説:
今、あらゆる面において見直しを迫られているアジア。日本・アジア・世界の中に暮らす私たちは、「世界の中のアジア」「アジアと日本」「アジアの中の日本」の視点からも、改めて言語・文化・歴史を見つめ直し、新しい道を探る必要がある。<あじあブックス>は、さまざまな話題と問題提起に満ちたアジア再発見のための魅力的なシリーズです。

中国周辺の少数民族的文化ヤマト族の本質を探るユニークな文化論
内容説明:
『古事記』や『万葉集』の成立が「古代の近代」とすれば、それでは「古代の古代」とはどのような世界であったか――長年追求してきた著者が、少数民族的視点からその姿を描き出す。同時に中国少数民族の精細な歌垣調査に基づく日本人論・日本文化論を、新知見に満ちた流れるような筆致でつづる。

主要目次: 序章 今なぜヤマト少数民族という視点か
 少数民族文学としての古事記・万葉集
 混血文学としての日本古代文学、他
第1章 少数民族とはなにか
 1 民族・族・人
ヤマト族という用語
オキナワ民族という用語、他
 2 少数民族文化と近代文明
少数民族という語の定義
医パンに少数民族は国家を形成しない、他
第2章 ヤマト族は少数民族だった
 1 「古代の古代」にさかのぼる
日本国のそのほかの少数民族について
基層文化としての縄文文化、他
 2 卑弥呼の巫術政治の体系
卑弥呼の登場は緊急避難の臨時措置だった
巫術政治の体系化が長期政権を可能にした、他
第3章 古代の近代化の激動のなかで
 1 ヤマト少数民族国家の成立
冊封を受けつづけた倭の五王
大和国家は冊封を受けなかった、他
 2 古代の近代化と明治の文明開化
近代化という用語
古代の近代化と明治の近代化の構造的類似・一覧表、他
第4章 ヤマト少数民族文学の成立
 1 古事記の誕生
ヤマト語の筋金入りの保守性
外来語(中国語)取りこみシステムの発明、他
 2 万葉集の誕生
「古代の近代」の文献資料の限界
ヤマト族の原型的な歌掛け文化、他

母の口癖であったが、私の心の中には“騙すより騙されろ”という精神があった。これは日本の普通の人たちの多くが現在もっている考え方であろう。ところが中国の都市部で暮らし始めて間もなく、そこでは“騙されるより騙せ”という精神の方が普通だと気づかされた。日本という国のあり方のほうが世界のなかで異常、特殊なのかと思い至った。“騙すより騙されろ”は儒教的な考え方だが、漢族の信条にはない。むしろ中国少数民族、日本ではアイヌ民族にその性格がみられる。すると日本人がこの性格を持つ原因は日本人が少数民族的性格を持つためではないのか。私は日本の歴史を少数民族文化という視点で見直してみる必要があると考えるようになった。――「まえがき」要約

この本の
キーワード:
日本文化論、日本史、古事記、日本書紀、万葉集、本居宣長、古事記伝、アニミズム、神話、アイヌ民族、沖縄民族、天孫降臨、卑弥呼、邪馬台国、大和国家

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