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書籍の詳細


シリーズ名: あじあブックス
書名: §道教をめぐる攻防
(どうきょうをめぐるこうぼう)
日本の君王、道士の法を崇めず
ISBN(10/13桁): 4-469-23153-3 / 978-4-469-23153-3
著者名: 新川登亀男 著(しんかわときお)
定価: 1,890 円 (四六判・280頁)
シリーズ
解説:
今、あらゆる面において見直しを迫られているアジア。日本・アジア・世界の中に暮らす私たちは、「世界の中のアジア」「アジアと日本」「アジアの中の日本」の視点からも、改めて言語・文化・歴史を見つめ直し、新しい道を探る必要がある。<あじあブックス>は、さまざまな話題と問題提起に満ちたアジア再発見のための魅力的なシリーズです。

日本の道教は、なぜ歴史の闇の中に姿を消したのか……
内容説明:
運命を予知する能力、不老長生をもたらす仙薬など、道教にかかわる人々が持つ様々な技能は、日本古代の権力者をおびえさせ続けた。−大津皇子や長屋王は、なぜ排除されなければならなかったのか。その背後に見え隠れする道教的なものとは何か。壮大な構想で、日本古代史の謎を解明し、その枠組みの変更を迫る。

主要目次: 序章 天武天皇死す
第1章 仏教的彼岸と道教的宇宙
仏像はなぜ造られたか/病を問うことの意味/法隆寺金堂釈迦三尊像台座裏の落書き/ほか
第2章 不老長生の出家者たち
増え続ける出家者/カルチャー施設としての寺院/日本列島の統一に向けて/ほか
第3章 天武天皇にほどこされた仙薬
白朮という仙薬/百済からもたらされた特殊技能/陰陽寮と神祗官が管轄してゆく諸技能/ほか
第4章 大津皇子をとりまく知識人たち
大津皇子謀反の発覚/知識人としての「判事」/有間皇子の謀反/ほか
第5章 長屋王が構想した神霊世界
長屋王の変/民衆を惑わす者の取締りと天平改元/左道とは何か/ほか
終章 日本の君王、道士の法を崇めず
女宗皇帝の道士派遣要請/春桃源という名の日本人/唐人道士の受け入れ拒否/ほか

これまで法や制度の観点から日本の古代史をつつき、伝統ある宗教史の作法に学ぼうとするとき、きまって大きな深い暗闇に遭遇していた。それは日常・非日常における人々の感覚や常識がどのように成り立ち、機能し変わっていくのかということであるが、これが実に分かりづらい。その暗闇の片隅にあえて分け入ってみようとしたのが本書である。人々が生に執着するのは本能として果たして自明のことか。なぜ寺院や仏像が爆発的につくられていくのか。皇子たちの暗殺や自尽がどうして繰り返されるのか。長屋王の変を同時代の人々はどのように迎え、経験し、通り過ぎていったか…それらを考えるうえで「道教をめぐる攻防」というキーワードが浮上してきた。――「あとがき」より

この本の
キーワード:
日本史、古代史、仏教、天武天皇、法隆寺金堂釈迦三尊像、不老長生、仙薬、大津皇子、長屋王、聖武天皇

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